FX開始後初の確定申告に備え、海外FXの税金について税務局に確認しました。
海外FXを利用している方「今年はなんとか利益を出せたけど、いくらから確定申告っているのかな?税率は国内FXと一緒でいいのかな?なんなら何回か退場しているから、年間の損益がわからなくなっちゃったんだけど…。」
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
・海外FXを利用している場合、確定申告はいくらから?
・海外FXの税金はどれくらいなの? ・海外FXで年間の損益を見る方法 |
この記事を書いている私は、今年FXデビューをしました。
残念ながらFXでの年間損益はマイナスですが、当サイトなどからの雑所得との兼ね合いで確定申告が必要なのでついでに税務局に電話で確認してみました。
海外FXを使っている方のよくある悩みとして、「今年自分は税金をいくら支払えばいいのだろう…」という点があると思います。
私がネットサーフィンをした限り、引用元(情報元)が分からないサイトが多かったので、今回も公的機関のホームページを引用したり、実際に税務署の方にお伺いをしてみました。
※3分程で記事は読み終わります。3分後には、自分が確定申告する必要があるのか。税金はいくらくらいなのかの目安が分かると思います。
海外FXを利用している場合、確定申告はいくらから?
先に結論から言うと、税務署の方のお話では以下の通りです。
給与の支払いを受けている方は、所得の合計額が20万以上(所得-経費)を超える場合。
私のように、フリーランスでやっている場合は38万円以上。
専業トレーダーであれば、事業としてみなされると青色申告が出来るので最大65万円の控除を受けられます。
少し掘り下げて、今年退職。フリーランスになり、確定申告が必要な方について。
- 退職日までの源泉徴収票が企業より発行されているので、確定申告の時に持っていく。
- 退職金が出ている。且つ、税金が惹かれていない場合は確定申告が必要。
- 退職後~年内(12/31)までの各所得と総所得をまとめておくこと。
- 収入を得るために直接かかった費用は経費としてまとめること。
- 経費申請分のレシートはまとめておくこと。
を指示されました。
FXで経費として認められるのは、ネットワーク代と取引の為に購入したパソコンくらいで、書籍やセミナー代は含まれないとのことでした。
しかし、サイトによっては書籍やセミナー代は経費として申告できると言っているところもあるので、所轄の税務署に確認することを強くお薦めします。
これは推測ですが、事業として認められていない。現段階では開業届を出していないので、それらが経費として認められていないのかもしれません。
海外FXの税金はどれくらいなの?
投資にかかる税金は、大きく分けて分離課税と総合課税の2種類に分類されます。
✎分離課税
特定の取引の一部を他の所得と合算せず、別に課税する方法。
所得額にかかわらず決まった税率…20%(所得税15%・住民税5%)
✎総合課税
1年間の所得を全部まとめて一定の税率で課税する方法。
所得額によって異なる税率…累進税率15%~55%(所得税+住民税)
✓参考記事
国内FX会社を利用している場合、申告分離課税で税率は一律20%で課税されます。
※東日本大震災からの復興財源を確保するため、2013年~2037年までの各年分の所得税の額に2.1%を乗じた金額が追加的に課税されます。
また、損失の繰り越し控除が3年間可能です。
しかし、海外FXの場合、雑所得(総合課税)扱いになります。なので、年間の利益額に応じて累進税率で課税されます。
平成27年分以降の所得税の速算表を上図に引用しておりますので、ご参考にどうぞ。
余談ですが、平成19年分~平成26年分までの速算表と比較すると、4000万円超える高所得者への累進税率が追加されています。
✓参考記事
海外FXで年間の損益を見る方法
私が実際に使っているGEMFOREXやXMでの確認方法にはなりますが…。
MT4を起動後、下部の「取引履歴」で右クリック。
期間を確定申告する年の1/1~12/31に指定し、okをクリック。
すると、1年間の取引明細を見ることができます。
この状態で、「レポートを保存」もしくは「詳細レポートを保存」で年間取引のレポートをダウンロードできます。
これを使って確定申告を進めることができます。