労災で一時期休業しました。いつ手当を受け取れるの?(実体験より)

労災被災者「労災で休業している間の収入が無くて生活が不安。労災保険がいつ振り込まれるのか知りたい。あと、少しでも早く受給する方法があれば教えてほしいなぁ。」
こういった疑問に答えます。
私の場合、会社側の都合で休業手当の申請のみ半年間手続きが滞っていました。なので、自分で申請をする方法を取り、約3ヶ月後に給付されました。
申請書類を送ってからの期間で見ると、会社側の提出書類漏れで1ヶ月と1週間ほどかかりました。
こ実際に労働基準局とやり取りをしたり、公的機関のホームページを調べたことで、労災保険の支払いについてや、労災保険をスムーズに受給する方法を知ることが出来たので記事にまとめました。
✔本記事の内容
・労災に遭った。療養費や休業手当はいつ振り込まれるの? ・休業補償を少しでも早く受け取るために |
※本記事は3分程で読み終わります。3分後には、通院費や休業手当がいつ振り込まれるのかといったお金の問題や休業手当の請求書を出す時のポイントが分かるはずです。
労災に遭った。通院費や休業手当はいつ振り込まれるの?

画像を見ていただくと分かりますが、労災保険は多岐に渡ります。
本記事の内容は、私が体験した上図の赤枠の部分です。
✎ポイント1
療養費は全額、労災保険の給付を受けることができます。
最初に健康保険を使ったけど、後から労災保険に切り替えた場合👇
①健康保険負担額を全額支払う
②病院が労災保険への切り替え業務を行う
※私の場合、病院が年末年始の休暇に入ったため、約1ヶ月かかりました。
③切替えが完了すると、病院の窓口で健康保険負担額分が返ってきます。
※病院によっては、振込の可能性もあるので、ご確認ください。
厚生労働省 『2-1 健康保険証を使って受診してしまいました。どうしたらよいでしょうか?』
✎ポイント2
休業手当の振込時期
労働基準監督署で受付した休業補償給付支給請求書については、請求内容等を審査して、その結果、労災保険の適用が認められれば、支給手続きが行われます。
しかしながら、請求書の受付から支払いまでの期間は、災害発生状況などにより調査内容が異なることから、一概に何日とは申し上げられません。
✓参考記事
私がお世話になった労働基準監督署では、「申請後、平均約1週間で審査。書類不備などが無ければ2~3日での支払いです。」と言われました。
実際は、会社側で書類の不備が見つかったとの報告を受けてから2週間後に振り込まれました。
休業補償を少しでも早く受け取るために

冒頭で記載しましたが、私は労災申請から支給まで9ヶ月かかりました…。何度も会社や労働基準監督署に確認して9ヶ月…。
その理由は下記の3つになります。
理由1…労働基準監督署に請求書が提出されていなかった
理由2…請求書に不備がある
理由3…労災になるかどうか、確認や調査が必要
✓請求書に不備がある
お世話になった労働基準監督署の担当さんによると、請求書に不備があるという事例が一番多いそうです。
記入漏れ・印鑑の押し忘れ・振込先口座の記入間違え など
お金が動く書類ですし、公的機関の業務なので、こんなことで…みたいなことでも不備があると書類が返送されてきます。
用紙の記入例を見ても分からないことがあれば、思い込みで記入をせず、担当の労働基準監督署に確認を取って記入をすることを強くおすすめします。
手間かもしれませんが、急がば回れという諺があるように、1つ1つしっかり処理をした方が最終的には早く受給できます。
✓労働基準監督署に請求書が提出されていなかった
そして、次に多いのが会社から請求書が届いていないパターン。
私は毎月確認と督促をしていたのに半年も待たされました…。
労災の対応をしっかりしてくれたと思っても、請求書を会社が提出していない…という事例は意外と多いそうです。
✓労災になるかどうか、確認や調査が必要
特に腰痛について、慢性的なものではないか?業務との因果関係があるか?を書類などで確認・調査をするそうです。
が、私については特に問題なく1週間ほどで終わりました。
申請が終われば、特に問題がない場合、振込はスムーズに行われます。
■結論
書類の不備や手続きがどこかで止まっていないかを1つ1つ確認して進めていくことが、休業手当の受給をなるべく早くもらうポイントです。
実際の振込予定日は、労働基準監督署に電話をすると進捗状況と合わせて教えてもらえますよ!※あくまでも振込予定日なので、多少前後する可能性があります。