外貨預金とFX 資産運用初心者向けに比較してみた

外貨で資産運用を考えている人「外貨預金とFXどちらがいいんだろう…。どうせなら、少しでも利益が出そうな方をやりたいなぁ…。」
こういった疑問に答えます。
私は、投資信託とFX、仮想通貨をやっています。他にも、MT5で世界の株価指数などをやることもありますし、今後は海外の株やETFも取り入れていこうと考えております。
外貨預金、FXどちらを始めるにしても、そんなに意気込む必要はなく、なんとなく「ドルを買いたい」という気持ちで始めても良いと思います。
外貨預金を始めようと思ったからといって、外貨預金だけと最初から決め込んでしまう必要はないと思います。いいものであれば、他の金融商品も積極的に取り入れていけばいいと思います。
✓本記事の内容
・外貨預金とは ・外貨預金 vs FX ・外貨預金とFX お勧めをするならどっち? |
◆外貨預金とは

※三井住友銀行 『外貨での資産運用を知る-海外と日本の金利』より
外貨預金とは、円貨を外貨(米ドルやユーロ)に替える等して、外国のお金で運用する預金の事です。通常、1ヶ月~1年の定期預金と普通預金が用意されています。※銀行や保険会社によって期間が異なる場合があります。
✓参考記事
《メリット》
・金利が日本より外貨の方が高い
・為替動向次第で為替差益が期待できる
・外貨ベースでの元本と利息を保証してくれるところもある。
《リスク》
・為替変動次第で、為替差損が生じる事があり、円ベースで見た時に元本割れとなるリスク。
・為替変動がない場合でも、為替手数料が生じる為、元本割れの可能性がある。
・預金保険の対象外である。
◆外貨預金 vs FX

外貨預金とFXを比較してみると、FXの方に以下のメリットが挙げられます。
①少ない元手で取引可能 ②取引コストが安い ③24時間取引が出来る ④拘束期限がない ⑤取り扱い通貨が多い ⑥有利で透明性の高いレート ⑦売りから入ることも可能 |
特筆すべきは、レバレッジの存在と、透明性の高いレート、為替相場が下がると思えば売り注文が出来ることだと思います。
外貨預金とは異なり、国内FX会社であれば最大25倍のレバレッジがあります。これにより、自分の資金よりも大きい資金での運用が可能です。また、株とは違い、インサイダー取引はないので透明性の高いレートで取引が可能です。
しかし、FXの方には以下のようなリスクがあります。
①追証のリスク ②ロスカットのリスク ③勉強が必要 |
FXは、外貨取引なので外貨預金と比べると勉強をしたり、運用額が溶けてしまったりする可能性を考えると初心者には敷居が高いように感じます。
◆外貨預金とFX お勧めをするならどっち?

その人のライフスタイルや余裕資産、考え方などがあるので一概には「これ!」とはお答えできませんが…。
外貨預金をお勧めするならこんな人
・貯蓄が好きな人
・FXの勉強をする時間が作れない人
・とりあえず直ぐにどちらか始めたい人
・運用額を全損してしまうのが怖い人
つまり、リスクを抑えてリターンを狙いたい人には外貨預金の方が良いと思います。
FXをお勧めするならこんな人
・自分で資産運用をしていきたい
・金融リテラシーを高めたい
・リスクを取って、ハイリターンを狙いたい
初心者がFXを始める時に、デモ取引で練習するのか、リアル取引で実戦経験を積むのかでよく意見が分かれていますが、どちらで始めても一回痛い目に合ってそこでどれだけ真剣になれるかだと思います。勿論痛い目に合わない方が良いのですが、今までお話してきた人は、私も含め何度も痛い目に遭いながら成長してきている印象を受けました。
どうしても迷ったら、外貨預金を短期(1ヶ月)でお試し運用をしつつFXでデモ取引をして決めてみるのも良いかもしれませんね。